低炭水化物(糖質)ダイエットについて

 

近年のダイエットの定番になっている低炭水化物(糖質)ダイエットですが、

そのやり方、メリット、デメリットなどを書かせて頂きます。

 

炭水化物とは?

炭水化物は糖質と食物繊維を合わせての呼び方になります。

炭水化物は1gあたり4kcalあり、体内で最も効率よく使えるエネルギー源です。

炭水化物の内、食物繊維は体を動かすエネルギーにはならなく一昔前には摂っても意味がない栄養のカスだと考えられていました。

しかし、食物繊維は便通を良くする、血糖値の上昇を緩やかにするなど健康に役立つことが分かっています。

ダイエットの際にやり玉にあげられるのは炭水化物の内、糖質の方です。

 

糖質で太ってしまう理由は?

糖質を摂取すると血糖値が上がり、それを下げるためにすい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。

そのインスリンというホルモンの働きで栄養吸収しやすくなります。

必要な栄養だけ吸収なら良いのですが、余分な糖質は肝臓や筋肉に蓄えたり

それでも余った糖質は体脂肪として蓄えてしまいます。

 

低炭水化物(糖質)ダイエットで痩せる理由は?

糖質の摂取量を抑えると単に摂取カロリーが抑えられるということもありますが、

血糖値が上がりづらくインスリンの働きを薄めることができます。

糖質は体内で最も効率よく使えるエネルギーなので、

糖質が体内に充分にあるとダイエットで燃やしたい体脂肪まで体が

中々使わないので脂肪が燃えて行きづらいのです。

上手に低炭水化物(糖質)ダイエットを行うと体内でエネルギー回路が変化して

脂肪をエネルギーとして使いやすくなります。

 

低炭水化物(糖質)ダイエットの摂取カロリーは?

これは人によって大分変りますが、糖質の摂取量は1日20g以下にする非常に厳しい低炭水化物(糖質)ダイエットもあれば、

1日の総摂取カロリーの内、10~20%を炭水化物(糖質)から摂取するという低炭水化物(糖質)ダイエットもあります。

本来、総摂取カロリーは年齢、性別、体重、体脂肪率、筋肉量、1日の活動量など様々なことを考えて決めなければなりませんが、

それは人それぞれ違うことですので、この記事では60㎏で1日総摂取カロリー1,800kcalとさせていただきます。

 

60㎏ 1,800kcalで低炭水化物(糖質)ダイエットを行う場合

1日あたりの総摂取カロリーの炭水化物が10~20%の場合

タンパク質を体重1㎏あたり2gで60㎏ × 2g =120g  480kcal

炭水化物を総摂取カロリーの20% 1,800kcal × 20% = 360kcal  (90g)

1,800kcal – タンパク質 480kcal – 炭水化物 360kcal = 960kcal

脂質は960kcal分で約107g 

 

1日あたり糖質摂取量を20g以下に抑える場合

タンパク質を体重1㎏あたり2gで60㎏ × 2g = 120g  480kcal

炭水化物を20g= 80 kcal

1,800kcal –  タンパク質 480kcal – 炭水化物 80kcal = 1240kcal

脂質は1240kcal 分で約138g

 

炭水化物の摂取量が10~20%の方は一日に小さなおにぎり1つくらいは食べることができますが、

糖質摂取量を1日20g以下の方は食べることが出来ません。

全く食べられないというのはかなりのストレスですので、私はいきなり後者の低糖質ダイエットをオススメしません。

 

低炭水化物(糖質)ダイエットのメリットは?

体内の糖質が減ることで一緒に蓄えられている水分も落ちることで体重が落ちるのが早いことや

お米や麺、甘いものを避けるだけなので食事の選択が簡単ということがあるでしょう。

 

低炭水化物(糖質)ダイエットのデメリット

体内で最も効率的に使えるエネルギー糖質が少なくなることでイライラしやすかったり、

集中力が切れたり、倦怠感を感じることが最初に感じるデメリットかと思います。

炭水化物(糖質)を減らした分、脂質でエネルギーを摂取しなければなりませんが、

脂質で充分なエネルギーを摂取することが難しいことと

肉や魚の摂取量が増えることで食費が高くなりやすいのもデメリットだと思います。

炭水化物を切って脂質の摂取量も足りないと筋肉が分解しやすいです。

 

まとめ

今まで低炭水化物(糖質)ダイエットにチャレンジした方をたくさん見てきましたが、

最初は体内に蓄えられている糖質と水分が抜けて3㎏くらいは体重が簡単に落ちます。

そこからエネルギーが足りないことや停滞期を迎える、

脂質の摂取量が足りずに中々体のエネルギー回路が上手く切り替わらないことで

体重、体脂肪の減少が出来ずに筋肉量だけが減って結果として綺麗に痩せられなかった、

太りやすい体になってしまったという方を多く知っています。

低炭水化物(糖質)ダイエットに取り組む際には脂質の摂取がしっかり出来ることを

確認できてから行うようにしてください。

 

無理のないダイエットを選択しましょう!

キックボクシング&ダイエットスタジオ ジ イージエストでは低炭水化物(糖質)ダイエットが

必ずしも正しいとは思っておりません。

  1. 消費カロリーを摂取カロリーよりも高くする
  2. バランスの摂れた食事を摂る
  3. 適度に運動する
  4. 時々、休憩しながら継続する

この4つの基本が成立していれば、必ずダイエットは成功していきます。

体の変化は少しずつです。

食事も運動もしっかりと継続してリバウンドしないダイエット、健康的な生活をしましょう!

 

キックボクシング&ダイエットスタジオ ジ イージエスト

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